白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊金曜日 2015年 8/7・8/14 号 戦後70年特集 戦争と平和

 

週刊金曜日 2015年 8/14 号 [雑誌]

週刊金曜日 2015年 8/14 号 [雑誌]

 

┣■たたみかけるように聞かされる『戦後70年』だが、各氏の提言はとくに目新しいものはなかったように思う。やはり現実に起こった問題【渡嘉敷島】の話などの方が目を惹いた。私が客観的に見てしまう性格だからなのかもしれないけれど・・・ 。【戦争】というものは必ず多くの“被害者”を生むということだけは強く認識しなければならない。

┣■ベトナムと沖縄を比較した報道カメラマン・石川文洋氏の『ベトナムの旅』という記事は大変興味深かった。「今、ベトナムは日本に憧れている」などという触れ込みを聞くが、果たして本当にそうだろうか? 未だに「自我を主張できない国」などに対して。日本国民はただ扇動者の言うことを聞いているだけではないか? それは江戸時代からズーッと続いていることらしいけど。

┗■己の考えだけに固執せず、他人の意見も拝聴し、「そういう考え・意見もあるのか」と常に耳を傾け、受け入れられる度量を持ちたいものだ。

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