白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

時空旅人 2015年 09 月号 (男の隠れ家特別編集 時空旅人 Vol.27 「日米開戦への道のりと太平洋戦争のすべて」)

 

┣■私が本誌の存在を知ったのが今から3、4年ほど前。その「知的レベルの高さ」とともに「情報の充実ぶり」に感服し、夢中になって発行済みの古雑誌を収集した次第である。

┣■本誌はまさに時系列に戦前戦中の出来事が綴られていく。案外知らずに勘違いしている部分もあると思うので、復習がてらに歴史を知るには十分な資料となっている。

┗■巻頭を飾る戦争体験者の証言が重くのし掛かる。こんな思いを過去に味わったのに「集団的自衛権の行使のためには戦闘もやむなし」などと言えるのか? メンツを重んじる箇所が狂っているとしか私には思えない。「じゃ、おまえだけ戦争に行けよ」と言いたい。相手の命を奪うのに、カッコイイも悪いもない。卑怯などという言葉などそこには存在しない。同じ生き物であるならば、決してあってはならぬことなのである。イノシシなどの『害獣』や『汚染物』をまず退治してから言ってくれ。

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