白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

ルワンダ・ジェノサイド生存者の証言―憎しみから赦しと和解へ

 

ルワンダ・ジェノサイド生存者の証言―憎しみから赦しと和解へ

ルワンダ・ジェノサイド生存者の証言―憎しみから赦しと和解へ

 

┣■まず装丁に惹かれた。見る者の視覚に見事に訴えかけていると思う。そして重い題材。心して掛からねばという気持ちにさせられた。

┣■細い字体は詩的な文面を象徴してのものだろうか。巻頭写真で紹介された家族達に襲いかかる悲劇、憎しみとの闘い。優しく写る字体とはまるで違った激しい人生が紹介されている。最終的にはこのような柔らかな思いに達したというわけだろうか・・・ 。

┗■このような悲しみの書籍は後を絶たない。必死に提言してくれているものの、それを読み・知った我々が一向に耳を貸そうとしていない表れだ。自分が生きている間に、このようなことが起こらないことを約束できる社会を築きたいものだ。

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