白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

銅版画家 清原啓子作品集 増補新版

 

銅版画家 清原啓子作品集 増補新版

銅版画家 清原啓子作品集 増補新版

 

内容紹介

清原啓子は1955年に八王子市に生まれ、緻密な描写と特異な幻想性によって独特の作品世界を生み出した銅版画家。その卓越した技術と表現力によって、将来を嘱望された銅版画家であったが、わずか30点の作品を遺し、31歳で急逝した夭折の天才版画家である。
本書は清原の30点の銅版画と、素描、未完成作品をまとめて2014年に刊行された作品集に、新たに発見された素描や詳細な年譜、緻密な銅版画の制作工程を記したノートの抜粋を加え、より資料編を充実させた増補新版。
銅版画30点、素描19点、作品以前のスケッチや未完成作品18点が掲載されているほか、展覧会や作品収蔵美術館まで網羅された年譜、創作の源泉となったであろう蔵書リスト、清原がメモとして書き遺した詩篇を収録。
さらに、清原が心酔したという画家、リチャード・ダッドや小説家、久生十蘭の研究から清原作品を読み解いた解説や、美術館学芸員による作品解説も掲載されている。
清原啓子の調査・研究を進める八王子市夢美術館の監修による、銅版画家・清原啓子の実態に肉薄した決定版作品集である。

 

 

 

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