※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。
ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6 (ヤングアニマルコミックス)
- 作者: 武田一義,平塚柾緒(太平洋戦争研究会)
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2019/01/29
- メディア: Kindle版
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昭和20年、3月10日深夜――。東京で大規模な空襲と同じ頃、ペリリュー島で生き残った田丸たちは食糧調達に成功。“水”と“食糧”を手に入れた彼らは再び“徹底持久”という目標を掲げ、集団生活を始める。飢えと渇きから解放された日々。それは、死と隣り合わせの戦場で、ほんのひと時の平穏。しかし、わずかな“余裕”を得るまで、気づかなかった戦争の一面を田丸らは知る――。極限状況下で、他者と常に行動を共にし、生活をする困難。明日をも知れぬ戦場で、懸命に日々を生きた若者の真実の記録。
2019年1月刊
┣・兵長らの復活が少し早すぎるような気もしましたけれど、極限状態に置かれた・差し迫った人間の心理/信義ぶりを改めて考えさせられましたね。
┣・「コミュニティー形成」が訴訟/煩わしさなどから崩壊した現代もまた戦場に近いのかもしれません。安易な強盗、安易な折檻(私宅監視)など・・・
2018年6月、NHK-Eテレ『ハートネットTV』で放映、反響!
私宅監置された無名の犠牲者たちの生きた証を伝える。
『消された精神障害者』
「私宅監置」の闇を照らす犠牲者の眼差し
原 義和(フリーテレビディレクター):編著
高橋 年男(沖縄県精神保健福祉会連合会事務局長):解説
本体 1,500円 四六判・224頁
ISBN:978-4-87498-667-7 【高文研】
沖縄県連2018年回顧 私宅監置・写真展と書籍出版
沖縄になぜ、今日まで座敷牢(私宅監置)の小屋が残っていたのか!今に続く形を変えた社会の隔離・排除を問い、これからの地域精神保健をどのように展望していくか?
このテーマの下に、2018年4月沖縄県立博物館・美術館、7月石垣市民会館、そして12月豊見城市役所において、写真展・シンポジウムを巡回開催しました。また、12月の奈良での展示会を契機に、県外にも反響が広がり始めました。
タイトルは、「写真展『闇から光へ』知られざる沖縄戦後史~精神保健の歩みを見る・聞く~」。シンポジウム「私宅監置の実態を知り、今後を考える」では、当時の保健所職員からあまりにも悲惨だった歴史の証言を聞き、監置された側の立場、そこに追い込まれた家族の立場の話も聞くことができました。また、『生きていた座敷牢』が上映され、立ち見も出るほど多くの参加者から目撃証言や様々な声がありました。
この取り組みで、アンケートやご意見として、記憶の継承が課題となったことから、書籍出版に取り組むことになりました。そして、高文研が出版を引き受けて下さいました。
ところで、これに関する報道が全国的な高い評価を受けて、9月18日、反貧困ネットワークの貧困ジャーナリズム賞に、沖縄タイムス新垣綾子記者による「沖縄の精神障がい者の私宅監置問題」キャンペーン報道と、那覇市フリーテレビディレクター原義和さんの「消された精神障害者~沖縄の私宅監置」(NHK・Eテレ、ハートネットTV)が選ばれました。
9月20日には、日本民間放送連盟賞のラジオ報道番組部門最優秀賞に、ラジオ沖縄が放送した「私宅監置・沖縄~扉がひらくとき~」(企画制作・西中隆氏)が選ばれました。
こうした社会的反響をバックに、今後は、出版した書籍を全国にも広め、監置小屋に関する記録・保存を拡充するとともに、地域精神保健の将来を共に構築するネットワークを広げていきたいと思います。
記・高橋年男(沖福連事務局長)
書籍の購入をご希望のかたは、沖福連までご連絡ください。
定価1,500円(送料無料)
Tel.098-889-4011 Fax.098-888-5655
Mail. terushino@castle.ocn.ne.jp
┗・嘘つき/不正行為が蔓延る時、またそれを糺そうとする「集団」が生まれます。時代はまた振り出しへと戻るのかもしれません。