内容紹介
伊万里の誕生から爛熟期まで。文庫サイズの決定版、遂に登場。
「柴田コレクション」ほか貴重な1600年代初期の名品も収載。
初心者からベテランも楽しめる詳細な解説付。
初期伊万里から爛熟期まで時代順に解説。素朴な染付から、格調高い「柿右衛門様式」「金襴手」など、 時流にあわせ変化した伊万里の魅力を美しいビジュアルで紹介。内容(「BOOK」データベースより)
伊万里焼は、今から凡そ四百年前(江戸初期)、朝鮮の陶工の技術により、肥前有田で生まれました。近世初頭に爆発的に広がった文様と色彩の豊かさは、東インド会社を経由して、瞬く間にヨーロッパ人をも魅了しました。本書では、草創期、爛熟期、後期までを年代順に通観し、古伊万里の特徴と様式の変化を紹介します。とりどりの形と描かれた多彩な文様は古伊万里のもっとも大きな魅力となっています。初期伊万里、古九谷、柿右衛門、金襴手、染付など、一万六千点にも及ぶ館蔵品のなかから、優品三百余点を選び、確かな技巧で広く愛されている古伊万里の魅力を探ります。