白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

もっと知りたい東山魁夷 生涯と作品

 

 

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■戦後を代表する日本画家・風景画家で、画壇に清澄な画風を送りこんだ魁夷の生涯と作品を紹介。静謐で平明な風景画は写実に心象をとけこませ、色の複雑な諧調表現で独自の世界を確立させる。生涯を辿りながら、絵の背後にある画家の思いや精神性も明らかにしていく。
■生涯を8章に分けて、新事実も交えた豊富なエピソードや魁夷の言葉をあげ、実像に迫った。

 

目 次

序章:おいたち・少年時代
横浜と神戸-魁夷が育った二つの港街/神戸二中卒業の芸術家たち

第1章:青春の彷徨
山国への旅/東京美術学校の教授陣/同級生交歓/学業優等・品行方正/ドイツ留学/ヨーロッパ遊歴で見た絵画/ヨーロッパ一巡の旅とスケッチ

第2章:遍歴の山河
お見合い結婚/岳父・川崎小虎/1936-43年の作品

第3章:風景開眼
市川市の仮寓・私の窓/初めて買った絵/1952年の試み/ニューヨーク近代美術館の松風荘/東京十二景/小津安二郎の愛蔵品/川端康成と魁夷

第4章:北欧への旅
岳父が勧めた北欧の旅/創造された風景の倒影/リトグラフ装画本『古き町にて』/北欧の旅とスケッチ・習作

第5章:日本美への回帰
都のすがたとはにとどめん/日本の伝統美研究と東山魁夷/平面的な装飾美の追求/古都のスケッチ/新宮殿の壁画制作

第6章:ドイツ・オーストリアの旅
思い出の名画との再会/東山魁夷とフリードリヒ/ドイツ・オーストリアの旅とスケッチ・習作/白い馬の見える風景

第7章:水墨画の世界へ-唐招提寺障壁画の制作
魁夷の使った墨/東山魁夷水墨画/三度の中国旅行/中国の旅とスケッチ/唐招提寺御影堂の荘厳/唐招提寺障壁画(第1期)/唐招提寺障壁画

(第2期)
第8章:おわりなき風景との対話
海外での東山魁夷展と反響/東山魁夷と音楽/悠紀地方風俗歌屏風

おわりに:開かれている二つの窓
東山魁夷作品を所蔵する主な美術館・記念館・社寺

 

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