白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

子どもの人権をまもるために 犀の教室

 

子どもの人権をまもるために (犀の教室)

子どもの人権をまもるために (犀の教室)

 

内容紹介

「子どもには人権がある」と言われるが、ほんとうにその権利は保障されているか。大人の「管理の都合」ばかりが優先され、「子どもだから仕方ない」で片づけられてはいないか。貧困、虐待、指導死、保育不足など、いま子どもたちに降りかかるさまざまな困難はまさに「人権侵害」。この困難から子どもをまもるべく、現場のアクティビストと憲法学者が手を結んだ。子どもたちがどんなところで困難を抱え、なにをすればその支えになれるのか。「子どものためになる大人でありたい」と願う人に届けたい、緊急論考集。

序章 子どもの権利──理論と体系 木村草太

【第1部 家庭】
第1章 虐待──乗り越えるべき四つの困難 宮田雄吾
第2章 貧困──子どもの権利から問う、子どもの貧困 山野良一
第3章 保育──待機児童問題は大きな人権侵害 駒崎弘樹
第4章 10代の居場所──「困っている子ども」が安心できる場を 仁藤夢乃
第5章 障害──障害をもつ子どもへの暴力を防ぐために 熊谷晋一郎
第6章 離婚・再婚──子どもの権利を保障するために親が考えるべきこと 大塚玲子

【第2部 学校】
第7章 体育・部活動──リスクとしての教育 内田良
第8章 指導死──学校における最大の人権侵害 大貫隆
第9章 不登校──再登校よりも自立の支援を 大原榮子
第10章 道徳教育──「道徳の教科化」がはらむ問題と可能性 前川喜平
第11章 保健室──学校で唯一評価と無縁の避難所 白濵洋子
第12章 学校の全体主義──比較社会学の方法から 内藤朝雄

【第3部 法律・制度】
第13章 児童相談所・子どもの代理人──子どもの意見表明権を保障する 山下敏雅
第14章 里親制度──子どもの最善の利益を考えた運用を 村田和木
第15章 LGBT──多様な性を誰も教えてくれない 南和行
第16章 世界の子ども──身体の自由、教育への権利、性と生殖に関する健康 土井香苗

終章 子どもの権利を考える──現場の声と法制度をつなぐために 木村草太

内容(「BOOK」データベースより)

「子どもには人権がある」と言われるが、ほんとうにその権利は保障されているか。大人の「管理の都合」ばかりが優先され、「子どもだから仕方ない」で片づけられてはいないか。貧困、虐待、指導死、保育不足など、いま子どもたちに降りかかるさまざまな困難はまさに「人権侵害」。この困難から子どもをまもるべく、現場のアクティビストと憲法学者が手を結んだ。子どもたちがどんなところで困難を抱え、なにをすればその支えになれるのか。「子どものためになる大人でありたい」と願う人に届けたい、緊急論考集。

著者について

木村草太(きむら・そうた)
1980年生まれ。東京大学法学部卒業、同助手を経て、現在、首都大学東京法学系教授。専攻は憲法学。著書に『キヨミズ准教授の法学入門』『憲法の創造力』『テレビが伝えない憲法の話』『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』『憲法という希望』『憲法の急所 第2版』『木村草太の憲法の新手』などがある。

内田良(うちだ・りょう) 名古屋大学・教育社会学
大塚玲子(おおつか・れいこ) 編集者・ライター
大貫隆志(おおぬき・たかし) 「指導死」親の会 共同代表
大原榮子(おおはら・えいこ) 「メンタルフレンド東海」世話人代表・名古屋学芸大学
熊谷晋一郎(くまがや・しんいちろう) 東京大学当事者研究
駒崎弘樹(こまざき・ひろき) 認定NPO法人フローレンス代表
白濵洋子(しらはま・ようこ) 佐賀女子短期大学・学校保健
土井香苗(どい・かなえ) 国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表
内藤朝雄(ないとう・あさお) 明治大学社会学
仁藤夢乃(にとう・ゆめの) 一般社団法人Colabo代表
前川喜平(まえかわ・きへい) 元文部科学省事務次官
南和行(みなみ・かずゆき) 弁護士
宮田雄吾(みやた・ゆうご) 大村共立病院・大村椿の森学
村田和木(むらた・かずき) ライター・社会福祉士
山下敏雅(やました・としまさ) 弁護士
山野良一(やまの・りょういち) 名寄市立大学・専門社会調査士

 

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