白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

芸術新潮 2013年02月号 小林秀雄 美を見つめ続けた巨人

 

芸術新潮 2013年 02月号 [雑誌]

芸術新潮 2013年 02月号 [雑誌]

 

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永久保存版 小林秀雄
美を見つめ続けた巨人

 小林秀雄と美といえば、〈美しい「花」がある、「花」の美しさという様なものはない〉という名フレーズを思い浮かべる方も多いはず。じつはその文章の「花」とは、世阿弥の言うところの「花」、つまりは能の演技の魅力のことなのですが、いずれにしろ、小林秀雄の眼中に観念的な美など微塵もなかった。あくまでも個々の美術、芸能、音楽の美が、具体的な相貌をもって捉えられていたのです。没後30年を機にした今回の特集では、この巨人の愛した美を、貴重写真の数々に引用文を添え、まさに具体的に追体験していただけます。美に対峙するのと同様のこだわりで愛した酒と肴の話題もあれば、ゴルフや野球に興じる意外な姿も。被写体としてもサマになる人でした。

 特集以外では、急逝した中村勘三郎丈の往事の艶姿を、親交の深かった林義勝氏の写真で偲び、平松洋子氏が写真家スタイケンに寄せたエッセイも掲載。はからずも写真で語る号となりました。

 

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