2011年3月11日の原発事故を前に、生き物屋としての自分にできることは何かと考え始めたゲッチョ先生。地衣類が放射性物質を体に貯め込む性質があると知り、追いかけるうちにその面白さにハマる。地衣を求めて南へ北へ、そしてついには地衣を食べて生きるトナカイが生息するフィンランドへと...
地衣ってなに?
街路樹の幹や古いコンクリート塀、石垣などに着生し、遠目には模様のように見える。コケのようだがコケではなく、光合成する藻類を体内に取り込み共生している不思議な菌類。季節を問わず身近で、視界に入っても見過ごされ、となりにいても気づかない存在だが、実は食料や、大気汚染の指標となっており、地衣を通して様々なものが見えてくる。
さあ、ゲッチョ先生と一緒に、目からウロコのゆるゆる地味な地衣散歩に出かけよう!
┣■現代の南方熊楠?(^_^)