永仁2年銘をもつ古瀬戸最古の壺が、重要文化財に認定された。だが実は昭和の名陶工、加藤唐九郎による贋作であるとされ、当時の文部技官小山冨士夫は失脚、真相は当事者の死去にともない謎につつまれた。
発覚から30年、新資料と証言を駆使してあらためて事件の真相に迫る意欲的ノンフィクション作品。
┣■下記の目次は単行本のものです。図書館で借りてきました。(^^ゞ 『永仁の壷 事件』を知るには本書と先に挙げた私小説『永仁の壷』の2冊を読むと良いようです。まあこちらの方が実在を追っているわけで真実に迫ってますけどね。
┗■そう、こんな色合いの結構大きな壷なんですよ。『瀬戸』というのは場所柄どうしても贋作が出てきてしまうのは仕方がないのかもしれません。文化の要衝でしたからね。これら骨董品もこれからジックリと語っていきたいと思うております。(^^ゞ