白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2017年 1/31 号 トランプの読み解き方

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Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2017年 1/31 号 [トランプの読み解き方]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2017年 1/31 号 [トランプの読み解き方]

 

┣■冒頭のNews群は上っ面をサラッと漁った程度だったでしょうか。メモするほどではなかったですね。

┣■そして特集『トランプの読み解き方』ですが、「?」これまでのトランプ記事と何が違うのかよく分からず。余計混乱させたようなタイトルだったと思います。事実・ありのままを掲載していればいいのですが、他誌などと見比べるとココでもそうではないようですのでね。トランプ「×」と私はまだ断定できないでいます。

┣■彼は歴代の米大統領と比べても「素直な代弁者」だと思うんですよ。公約通りに取りあえず「発言する」。ある意味「無茶なことは周りが引き留めてくれるだろう」という思惑も働いているのではないかと思うくらいに、これまで不平不満を表沙汰にしてくれなかった有権者の声を【米国】という掲示板にズラッと書き綴っている。だから中には「これはいいんじゃない?」と思う良案も出て来たりするんですよねー。そういう注目・議題に挙げるという点ではとてもいい大統領と言えるのかもしれません。(苦笑)

┣■『中国・プラスチック絶望工場』は【台湾】の環境汚染にも触れられており、短文ですが、もの凄く考えさせられましたね。“豊かさ”=重工業化 → 深刻な汚染を後進の立場でありながら回避できなかったこの “ツケ” はとてつもなく大きいと思います。日台で30年以上掛かった「環境改善」が、大国・中国ではどれだけ実現できるのか。「国民性」というよりも、やはりその「スケール感」がとてつもない壁に見えますね・・・ 。

┣■Picture Power『置き去りにされた被災者家族の願い』は5年が経った今も尚、瓦礫処理や遺体の捜索が続けられていることを教えてくれています。添えられた文面がまた考えさせてくれましたね。『震災』を気にしすぎてしまってもいけないし/気にしなさすぎもいけない。この相反するもののどこら辺で「線引き」できるのか? 真剣に討論する場所はもちろん【国会】以外にはない!

┗■映画『スノーデン』の詳細なレポート(提携?)と『黒死病』(ペスト)の記事がなかなか良かったです。どちらも対処を怠ると怖いですよ。ホント。

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