白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊ダイヤモンド 2017年 2/11 号 子会社「族」のリアル/東芝瓦解 消えない破綻リスク/旭硝子の“内憂外患”

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┣■緊急特集『東芝瓦解』は他誌に出し抜かれた後出し感が強いんですが(笑)、読んでみると別の切り口から更なる “東芝の顔色” ぶりが分かりました。【シャープ・鴻海】みたいになっちゃうのかもしれませんね、ホント。(哀) 国策など信用しちゃいけないってことになるのかしら ?? 

┣■【ソニー】映画事業で1121億円に上る減損か。初耳でした。【日経】取ってないし。(笑) 昨年2016年は邦画が大ヒットしたわけですが、その【東映】でヒット作2本で2500億円ほどの売り上げですか。結構な落差・勝ち負けぶりですよね。バクチじゃん。(爆)

┣■特集『子会社「族」のリアル』は編集記曰く「触れられずにいた渾身作」みたいらしいですが、中程の頁の「現場の声」にあるように「格差が生じるのは当たり前」だと思うんですよね。そのためにM&A・買収したんだろうし。欠損分を分社・子会社化して処理する形態が半ば了承されているのだから、それが嫌であれば辞めて新たな場所を求めるべき話。「雇用の流動性」と「社会保障・失業支援」を充実すりゃいいわけで、でもそれをしちゃうと不良債権処理をしてくれる輩がいなくなっちゃうからね。だからシカトしてるんだと。(苦笑) そう考えると『就活』って本当大事ですよね。学生の皆さん、遊んでいると一生後悔しますよ! 子会社の立場で頑張っても甘い汁を親会社に吸い取られるだけ。反抗が許されないのが大人の社会。(笑)

┗■【旭硝子】の “内憂外患” はその「社会的存在意義」を知るとともに、創業100年を超える老舗のビジネスモデル転換期に差し掛かった苦難をまざまざと見せられた、非常に濃い内容となっています。考えられる社員・高い生産性・競合他社との生き残りを賭けた戦い。ところで今の日本に「企業戦士」ってどれくらい生存しているのでしょう? 『働き方改革』云々未だに決められずにいてさ。(苦笑)

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