┣■図書館「酉年棚」シリーズ第2弾!『養鶏』本を借りてみました。既に関連本を借りて読んでいるわけですが、こちらはより実践的な、養鶏者によるQ&A方式で丁寧に解説されております。写真・イラストも結構豊富です。イラストがまた味があっていいんですよね。(笑) 「飼育環境」「エサ」「育すう」「病気」「経営」と50の質問が1つ1つ実にリアルで面白いです!
┣■作者は大正生まれの方で、昔のやり方なども紹介されています。これは他書ではなかなかお目にかかれないかと。『養鶏』の “奥深さ” がホント実感できました。退職された方など始めてみたいと思うのではないでしょうか? 鳥も一杯いますからね。面白そうですよね。
┣■また「放し飼い」は「経済的に合わない」と冷静な回答も好感が持てます。「空いている土地はエサ畑にした方が良い」ですか。なるほどねぇ。確かにエサ代はバカにできない話ですからね。「帰巣本能」があるはずので、排卵する時に必ず小屋に戻ってきてくれればいいわけですが、どうもそう都合良くは産んでくれないみたいですし。(笑)
┣■「病気」に関しては用語解説的なものとなっているのですが、これも他書ではお目にかかれないような、ちょっと怖い話が・・・ 鶏って共食いするんだね。。。(肛門から臓器を引っ張り出すそうです。尻・肛門を突いて血の味を覚えて繰り返してしまうそうです(怖)。)
┗■「経営」に関してもシビアな話がてんこ盛り。『養鶏』を生業とするのはそう甘くないです。10羽くらいで「自給」にしても、「病気」の管理をシッカリした、そして飼育数「調整」もしなければいけませんしね。雄雌の割合は半々だとしても、雄は自前で食って処理しないと、ライオン飼育のようになりかねませんから・・・ 。大変勉強になりました。お薦めします!
www4.nhk.or.jp ※殺処分できないオスライオンが溢れて困っているサファリーパークの実態 etc.