白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊エコノミスト 2017年01月24日号 トランプ襲来!/カストロ後のキューバ

 ※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

週刊エコノミスト 2017年01月24日号 [雑誌]

週刊エコノミスト 2017年01月24日号 [雑誌]

 

┣■『闘論席』では古賀茂明氏が「高齢者=社会保障」体制から「生活弱者=社会保障」への明確化を唱えていた。まさにその通りなのだが、昔から根絶しきれない悪党・不正行為がメディアを通じて広く知れ渡るようになってから「悪事・不平等」が絶対に許せない対象となってしまったように思う。【保育所】など生活保護世帯限定に逆に縮小し・他の公共サービスに目を向けた方が良いのではないか。【年金】も全加入者共通の第一段階までとし、生活保護支給金以上とする。生活保護マイナンバーカードによる資産管理を義務付ける etc. 「新・長生き」をこのまま認めるのであれば「高齢者」という位置付けの引き上げは致し方がないよ。「高齢者」>「弱者」であれば、手厚い社会保障は弱者へ向けられるべきだろうし。「最低年金>=生活保護」以上の生活レベルを維持し続けたければ、働くしかないということを強く自覚させるべきだろう。短いコラムだけれど、毎回考えさせられる問題提起をしてくれますね。

┣■自動運転ベンチャー【ZMP】のゴタゴタ劇を初めて知る。もう既にベンチャー・先行有利な状況下でないことは確かで、まあ経営管理面で茶々入れられたカタチかな? 「AI」を扱っといて「人材・社員」で足元をすくわれてしまったんだからホント笑い話。(爆)

┣■先日他界された【イラン】ラフサンジャニ 元大統領の影響力について知る。こうした基礎情報はやはり紙媒体だよね。中東情勢はやはり危なっかしそうだ・・・ 。

┣■特集『トランプ襲来!』は1ヵ月近く経ってから目を通しているんだけれど(^^ゞ、いやこれはよく拾い上げられており、まとまっていたわ。感心した! 2月中旬に入ろうとする今、読み返してみても面白いと思う。復習できるね。学生に強くお勧め!(笑)

┣■『【日銀】リフレ派の言い分』と『大学・学習塾がオンライン授業』、『ブタからヒトへ「異種移植」』など読み終えて突っ込みを入れたくなるのも面白・良かったね。

┣■【韓国】『クアルコムに課徴金』は「保護主義」を主張する【米国】の “強弱ぶり” を測るに大変気になる話だと思った。【TPP】以上に【FTA】が厳しい・奴隷制なのかどうかが判る !? 

┣■【マレーシア】でも『長距離バス事故』が相次いでいるという。「安さ」を求める代償が「生命」であることを【JARO】など広告すべきだろうね。。。

┣■【中国・広州】の『地下鉄網』が拡大されたとのこと。「移動時間」は大幅に短縮できるものの、ラッシュで構内の入場制限に30分も掛かってチャラになるみたい。後発なのに全然『都市計画』できてないよね。(苦笑)

┣■【ナイジェリア】の『産油地帯の武装集団』は「貧困層対策」の難しさを考えさせられた。「恩赦プログラム」(職業訓練や生活資金給付etc.)を行えば黙るが、止めればすぐさま暴動が始まってしまう。これは【先進国】でも言えることだと思う・・・ 

┣■『厳密な事業仕分け』がなかなか面白かった。オバマ大統領が積極的に測定を促したそうだが、トランプ大統領に代わって継続されるのかな ?? 【小売り】の価格表示は「税込み」だとその消費税分だけ売り上げが落ちるんだとか。それで業務スーパーは「税抜き」表示が多いのかな。レシートは「税込み」で。(笑)

┗■リポート『カストロ後の【キューバ】』は市民の生活の実情が書かれており興味深かった。高い教育・医療を培っても、その向上を維持し続けられるだけの経済・財政力が無ければ国外へ逃げられる「愛国心は強くとも」だとか。覚えておきたい。(苦笑)

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