┣■戦時下の写真（絵葉書が中心）から当時の情勢が複数人により語られた本です。「ほぼ朝鮮半島」と言っていいでしょうね。割とこの手の書物を見ている方だと思うのですが、これまでお目にしたことがない写真・絵面が多かったので手に取ってみた次第です。絵葉書が中心だから無理もないのかな？
┣■今ではインターネットが普及して、メール＆画像・動画までもが即座に送れる時代ですが、ほんの２０数年前まではまだ絵葉書が旅先などからの連絡ツールの代表格でしたね。ソフトウエア会社に勤務していた・新人の頃、欧州旅行に出掛けていた女性上司から「今ここの宿泊しています」とお城の絵葉書を貰った時には「スゲー、羨ましい！」と凄く感動したものです。帰国後、実際にはお城になど泊まっていないと告げられて、またスッカリ信じ込んでいた若かりし私に対して大笑いされていた光景を懐かしく思い出しました。(^^ゞ 「偽装」も時には心を和ませてくれます。(笑) しかし絵葉書に描かれたものはそこに実際にあった「事実」を示しているのも確かです。
┣■う～ん、『絵葉書』収集をしたくなってきました。葉書ですので使用されたものであれば、その方の文面なども拝見できるかもしれませんね。オークションなどで出回っているものは未使用の葉書が多いようですが、神田古書街などを訪れればあるのかもしれませんねぇ。それとも絵葉書に固執した書籍もあるかもしれません。
┗■正直「寄せ集め」文集なので、写真以外はまとまりがなく、物足りないものがありました。編集がちょっとイマイチだったかな。まあ貴重な写真、お話だとは思いますので一見するだけの価値はあると思います。ウン。
