白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 10/4 号 進化する中国軍

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Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 10/4 号 [進化する中国軍]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 10/4 号 [進化する中国軍]

 

┣■非常にインパクトのある表紙「女性・中国軍人」姿ですが、女性の社会進出が進めば「銃を手にする職種」にも勤める機会があるってことを強く認識すべきですね。私個人的には全てに於いて『平等・個人主義』論者なので何ら問題はないんですけどね。いざ『平等』を認めたのに「これは嫌!」とか言われると腹立つし。(苦笑)

┣■【アメリカ】NFLのスター選手が国歌斉唱を拒否した話は世界を駆け巡りましたが、その背景の1つには『警官の黒人射殺事件』があると思われます。これは「白人 vs. 黒人」という問題だけでなく、世界各地で起こっている「民族闘争・いがみ合い」なんですよね。【日本】でも根強く露骨に侮辱した言葉が飛び交っている始末です。(悲) 『グローバル社会』を謳っておきながらこうしたことが防げないのだから「有言不実行」だよねぇ。。。 【イスラエル】の『パレスチナ自治区への入植拡大で衝突』のリアルな写真は、この先の世界を暗示しているようにも映ります。

┣■【韓国】の対北朝鮮への感情の高まりは予想以上のよう。【日本】では単に「怖いから日米に歩み寄った」と報じられますが、当事者側に立てば「やられる前にやってやる!」になりますよね。隣の土地で近代戦争が起こった場合、果たして【自衛隊】だけでこれまで通り国防できるのか不安になってきました。

┣■特集『進化する中国軍』は、これまでの圧倒的な「人海戦術」に加えて「高学歴人材」「最新兵器」そして「宇宙」「電子空間」と、その戦闘力を大いに危惧させる内容でした。【中国:人民解放軍】の強みは人海戦術」を維持し続けられていること。最新兵器も人の手によって開発されるわけで、「研究者」もパワーアップしてるはず。やたらと自国の今の高い技術を称賛している【日本】など将来への危機感からの強面発言に過ぎません。本当にヤバイよ、ヤバイよ。(苦笑)

┣■『25年経って「故郷」となった難民キャンプ』は写真掲載が主な記事なのですが、これも人類に課せられた深い課題ですよね。行き場が無ければ「一時避難先」が定住となるのも当然で、それを恐れるから各国が難民受け入れを拒否する。私は荒廃した土地を国連で確保し、強い期限を設けた一時避難先として新天地でも受け入れられるような職業訓練地とすれば良いと考えているのですが、領土にこだわる人類には到底無理な話なのでしょうか? 世界中どこでも行けるようになったのにコレではねぇ。情けない。

┣■『【タイ】麻薬合法化』『【フランス】セーヌ川沿いで「車のない町」作り』もなかなか読ませる内容でした。また『機内での性的暴行』はちょっと衝撃的。もしかしたら日本のAVが影響しているのかもしれません・・・ 『クールジャパン』は “発想テロ・犯罪” の輸出に寄与している面も否定できないんですよね。分かってますか ?? 

┗■約30年前の同誌の表紙を飾った若かりし頃のドナルド・トランプ氏。「彼には長期戦略などないかもしれない。目の前のものしか見ようとしない」と当時の同僚が語っていたそうです。今後も次々とトランプ氏のスキャンダラスな話が飛び出すと思われますが、「2代目お坊ちゃま」であることを単に報じればいいと私など思うのですが・・・ 。『米大統領選』を振り返れば当初から「クリントン大統領への援護射撃」候補者だったと看破されていたはずです。こんな分かりやすい「やらせ」も日々の視聴率稼ぎのために封印されてしまっているのですから、まともな市民の「メディア離れ」も当然の話です。

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