白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

1968 知の攻略 思想読本

 

1968 (知の攻略 思想読本)

1968 (知の攻略 思想読本)

 

┣■日本の社会運動が盛んだった頃1966-1972年、同時に世界ではどんな社会運動が起こっていたのかを掴める書だと思い、手に取ってみたのですが・・・ 『読本』によくありがちなレポート集と化しており、巻末にある「年表」で流れを掴むしかなかったのが個人的には残念でした。『読本』ってところに早く気付くべきでした。

┣■私は四十過ぎですが、当時をリアルに記憶している60代向けの『読本』だと言えそうです。対談などは当時のカルチャー・映画や書籍などが挙げられていて懐かしむのでしょうね。正直私には馴染みが少なくて読み流し程度に終わってしまいました。資料本としての価値はとても高いと言えます。

┗■『読本』って一時ブームでしたよね。私の場合は『競馬』関連で多数所有してましたけど(笑)、いつしか売れ行きが芳しくなくなって廃れていきました。2005年出版というのはちょうど終わりかけた頃かもしれません。総じてマニア向けな読み物だったので部数も自ずと限られるんですよね。好きな人ならば出版されたら即買いしておかないとならない本なのは間違いありません。(苦笑) 

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