白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊金曜日 2016年 9/2 号 天皇と憲法 「国民統合の象徴」とは何か

 ※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。

週刊金曜日 2016年 9/2 号 [雑誌]

週刊金曜日 2016年 9/2 号 [雑誌]

 

┣■「生前退位」のインパクトは絶大だったようで同タイトル・テーマを各紙で大きく取り上げてますね。本誌らしく感情的な記事が並んでおりますが、確かに皇族のいる国は「特殊な事情」を抱えています。戦国シミュレーションゲームをやっていると【朝廷】【幕府】から位を授かるために貢献しないといけないわけですが正直ウザいものね。(苦笑) また皇族を考えた場合、宮家の存在ってかなしいものがあったりするし・・・ 

┣■米国大統領予備選挙候補者が「軍需産業から受け取った献金総額」が掲載されています。ヒラリー・クリントンが1位ですが、バーニー・サンダースが2位。こういう情報公開はいいですよね。日本では「小池百合子は不動産関連から」などといった噂話程度でしか知りようがありません。『公選』の際には「献金の有無」を公開すべきだと思います。噂ではなく実話をね。

┣■『氏より育ち美味』と題して『沼津市の干物』が「外国産の・外国人労働者」によって成り立っていることがレポートされています。これは沼津市に限ったことではなく、お土産物を確認すると各地で地元産じゃないことが判明します。『函館市のイカ』だってそうですよ。(笑) 辛い仕事に就かなくなった日本人。それが今、外国人も嫌がって辞めて行く事態が深刻していることをご存知でしょうか? 日本の労働環境が問われています。ここを法律改正すれば2%のインフレ目標達成などあっという間なのにね。(苦笑) 「値上げを拒み続けていたら、物が店頭に並ばなくなった」。そんな時代が近付きつつあるのかもしれません。

┣■本誌でも【コロンビア】で「先住民族への迫害が終わっていない」ことを大きく報じています。その理由は『天然資源』の争奪だとか。それを求めるのは我々【先進国】だったりするわけです。搾取された者が怨みを忘れないのは先の大戦で日本は経験済み。政府には同じ過ちは繰り返して欲しくないです。

┗■『南シナ海裁定と沖ノ鳥島「岩」問題』が分かりやすい図付きで解説されています。どう見ても人工島にしか映らない【沖ノ鳥島】が不認可となった場合、だいぶ日本の海域は狭まるんですね・・・ ほぼ訪れることはない場所ですが、漁業のことを考えると厳しい話です。場所的にも近いからね、中台漁船がワンサカ来そうです。

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