白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊金曜日 2016年 8/19 号 さよならSEALDs 激論3時間 民主主義と孤独/「路上の戦い」続く沖縄・高江

 

週刊金曜日 2016年 8/19 号 [雑誌]

週刊金曜日 2016年 8/19 号 [雑誌]

 

┣■特集の『さよならSEALDs』は特段目新しい情報・展開はなかったかなと。対談も想像できる範囲内でしたしね。小さいながらも「訴え・行動していく」姿勢は全国各地で生まれていることは確認できました。政に携わる際には、“神出鬼没”、個が容易に集い団体化することを肝に銘じないといけません。右傾化関係者も同様になっているけど・・・ 。

┣■前号反響を呼んだ『生長の家 総裁インタビュー「日本会議」を語る』後編が掲載されています。率直な思い/内情が述べられており、宗教不要論者の私でも好感が持てました。「結び」の解釈は面白かったです。「結婚」など違うものが結び・合わさることで新しい価値観が生まれる。ところが【EU】離脱など今は逆に結びが解かれていこうとする流れにある。「異質なものを退け、自分達だけで理想社会ができる」という考え方は自然界からみたら事実ではないとー。総裁だけに喩えが上手!(笑)

┣■『在日特権を許さない会』桜井誠 初代会長が都知事選落選にめげず、今月2016年9月に新党立ち上げ宣言 !? 【靖国】周辺は各勢力の活動が活発化しているようです。これら「騒音」さえなければ緑豊かで住みよい街なんですけどね。(苦笑)

┣■『公職選挙法違反』でメディアに吊し上げられた【幸福実現党】は、与党【自公民】の逆恨み? 1人区で惜敗したのは同党に票が流れたため? 「5~10万円程度の容疑で本部に家宅捜索が及ぶなんて」と言うのも一理ある。所詮は利権を巡る団体の争いの場だから「政教分離」などと訴えても意味ないからなぁ。足の引っ張り合いです。

┣■【沖縄・高江】ヘリパッド建設現場を巡る「路上の戦い」が大きく写真掲載でレポートされています。未だ体を張った・盾にした抗議活動のようですが、政府に強硬姿勢に対して「力尽く」を余儀なくされているようです。先に「【横田基地オスプレイ配備」を実現させれば、また【沖縄】の抵抗も違うと思いますけどね。他人を説得させるためには、まず己が負担をしなければいけません。(苦笑)

┣■プーチン露大統領「訪日」に関しては、今号の佐藤優氏のコラムにて詳細に語られております。分かりやすい! ロシア住民の居住権を認める等、だいぶリークされていますが、米大統領選を前にして一気に『北方領土問題』を前進させたい意向なのは間違いなさそうです。長かったねぇ、ホント。相次ぐ女性議員の妨害で苦労させられたよ。(苦笑)

┣■前号で秀逸だった『【北朝鮮】「自力更生」農業』も後編が掲載されています。「経済制裁」によって皮肉にも理想的な「有機栽培」「灌漑システム」「草食家畜」が実現したようです。作業場では社会主義国らしい統一された服装も、室内ではITを駆使した効率的な管理・教育がなされているのは羨ましい話です。労働人口も若いでしょうしね。【日本の農業】はいずれ形勢逆転負けするのではないでしょうか? 「【平壌】分だけの生産性だろ?」というやっかみの声も聞かれそうですけどね。

┗■『「学校の健康診断」が戦前回帰しているのでは?』という指摘は鋭い!と思いましたね。「ゆとり教育」の導入と共に「差別と偏見」を助長する?色覚検査なども止めていたんですね。知らなかった。健康を促すという指標とは裏腹に検査強要による「優生思想」が復活? うーん、学校の健康診断ならば情報は一元化されるでしょうからね。自衛隊・国軍に入隊させる基準にはなりますよね。・・・ (怖ぁ)。

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