白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

昭和史講義 1 最新研究で見る戦争への道

 

昭和史講義: 最新研究で見る戦争への道 (ちくま新書 1136)

昭和史講義: 最新研究で見る戦争への道 (ちくま新書 1136)

 

┣■最近発行され続ける「昭和史」はろくに検証されていないものばかり!と豪語されている本書。各歴史研究家が気になったテーマ・事象を講義として発表している本ですね。まあこれはこれとしてDBとしての引用価値はあります。

┣■いくつか読んで感じたのが「歴史には様々な捉え方、引用・削除がされている」んだろうなということ。資料・伝える側の思い一つでその印象がだいぶ変わってしまうことを改めて思い知らされました。「そういうこともあったのか」と前者を否定したり、むやみに後者を肯定することなく、壮観的に受け止め・考察しないといけないのだと私は思います。

┗■本書に掲載の論文でも、新発見があったり・説明が足りない分を感じたりします。貴重な資料の1つとして手に取る価値はありますけどね。濃密なのは間違いないです!

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