失業なき雇用流動化 成長への新たな労働市場改革

 

┣■序章でかなり全体像が要約されていました。なんでかなーと思ったら「博士論文」をまとめられたものなんですね。*なるほど* なかなか鋭い指摘と分析がなされていると思いました。これは確かに読んで見たくなりますね。

┣■惜しむらくは豊富な分析データが付きで解説されているのですが、それら図表が小っちゃいこと。特に折れ線グラフは沢山掲載されているものの小さく&白黒でどれも同じに見える・見て調べたいと思えない代物。勿体ないなぁ。週刊誌などで上手く紹介・表現してもらいたいと思いましたね。ホント、小さすぎるんですよ。(苦)

┣■労働移動を『デマンド・プル:好景気・人手求む』型と『コスト・プッシュ:不景気・解雇退職』型とで、日米独を比較。日本の今の問題点を指摘し、そして北欧スウェーデン型の『デマンド・プル』&『社会保障+職能訓練』をお手本にすべきだという話です。他者でもよく聞かれる話ではありますが、その具体的説明がよくなされています。

┣■今の日本にも『社会保障職業訓練の場』は設けられています。ただ対象範囲が狭く(失業者が対象)、受け皿に“深み”がない。スウェーデンの産業別就業比率をみると「教育」「サービス業」「不動産」「建設」が大きな受け手になっていることが分かります。とくに「教育」「不動産」が大きいですね。移民が急増しているという話ですが、それもシッカリと受け止めて「労働人口の拡充・若返り」も図れているようです。

┣■読み終えて今の日本を考えるに、結局のところ『労働組合』が邪魔な存在に映ります。自分達・正社員しか守っていないのだから。解雇されない条件に「何でも屋」を宣言しているのだから「労災」も自業自得だと思うしね。(爆) 固定され、また多忙すぎて就労後に「学ぶ」余裕もない。(苦)

┗■いつまでもブラウン管テレビを作っていられないように、産業は時代に合わせて変化・対応していかなければなりません。そして労働する側にも時代に合わせた対応・スキルが求められます。生活保障をする代わりに職能を義務付ける、労働者の質を向上させていくスタイルじゃないと、グローバル化した社会では生きていけないということを国民に理解させないといけないですね。多くの中高年者には無理かもしれないけれど・・・ 

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