白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊エコノミスト 2016年08月30日号 天皇と憲法/お金に疎すぎる日本人

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週刊エコノミスト 2016年08月30日号 [雑誌]

週刊エコノミスト 2016年08月30日号 [雑誌]

 

┣■『闘論席』では古賀茂明氏が『都知事選』を分析。「市民連合」の限界について語っています。限界を迎えた感のあるものは諦めないと・・・ ということになるのかな? 「全く新たな無党派」ですか。18歳ら若手一押しの強いリーダーが現れた時がその “変わり目” なのかもしれませんね。

┣■『低生産性の罠』について「米国を襲う経済動向」と「ならば利潤を出さない経営をすべき」という鳥取の山奥のパン屋さんの話が非常に面白かったですね。詰まるところ自主生産・自活することに尽きるのかな? 「お金」「紙幣」の価値観が大きく変わろうとしている時代に入った感がしました。(笑) 「預金の魅力低下」なんて鋭い提言もありますね。

┣■特集の『天皇憲法』は二部構成となっており、『天皇』と『憲法』ほぼ別物扱いとなってます。『天皇』に関してはこれまで読んできた書物にも無かった話が書かれており、所詮「個人・プライベートなことゆえ真相は分からないものだ」と思い知った気がしました。「皇室の財布」が掲載されているので覚えておくのもいいかもね。後半の『憲法』に関してはリベラリズムな者としては、最後の片山杜秀氏の意見に尽きると思いますね。「日本のため・・・ 」と言いながら属国「主国アメリカのため・・・ 」だったりしますのでね。(苦々)

┗■『お金に疎すぎる日本人』では「金融リテラシー調査」なる全国2万5000人に行った大規模な調査結果が豊富な図表で紹介されています。奈良県民はシッカリ者で、山梨県民は抜けてだらしない? 沖縄・山形・青森も総じて低く、山形県出身としては何となく分かるような気もしました。ホント、考え方が甘い人間が多いと思う。甘くてルール・民法を無視した犯罪行為を平然としてしまうのは北海道民じゃないかと個人的には感じています。(苦笑) 現地に行きゃ分かるよ。(爆) 確かに“横並び”意識が強すぎるが故のことかもしれないけれど・・・ 「他人は他人、自分は自分」という考え方が出来るものが中高年以上に特に多いよね。やっぱり明確な答えが1つしかない『日教組』の影響だろうね。。。

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