白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊金曜日 2016年 7/8 号 子どもの貧困/改憲隠し選挙だ!

 

週刊金曜日 2016年 7/8 号 [雑誌]

週刊金曜日 2016年 7/8 号 [雑誌]

 

┣■かなりインパクトのある表紙ですね。縦書きの「改憲隠し選挙だ!」は記事のタイトルというよりもスローガン的な訴えでしたが(苦笑)、まあ既に多くの日本国民が【本心を表沙汰にしたがらない、狡い内閣」だということを認識しつつも、関わり合いになることの面倒臭さから敬遠気味になっているんですよね。真っ向正面から立ち向かうのは戦中を知っている昭和一桁台の人間ばかりというのですから情けない限りです。『派遣というの名の派兵』が現実味を帯びようとしていますが、今の若者にはゲーム感覚で「それもヨシ!」なのかもしれません。気分は「ARもどき戦争体験」でしょうか?(爆)

┣■『財源無き社会保障に充実』。というか社会保障&福祉も含めて「お金が足りないので」手薄くすることは表明していますよね。案外「高齢・弱者に手厳しい政権」だとも言えます。「健常者であれば手厚い国」だと言えるんですけど。(苦笑)

┣■特集『子どもの貧困』は同時に「社会の貧困」でもあることを強く訴えかける構成でした。ただこれらの提言に欠如していることは、既存の無駄な施設・運営団体を一度排除・解体すると宣言していない所です。政治家に言わせると「既存の団体が大きくなりすぎて困っている」。これは経済不況に陥る際に見られる「規制の強まり」労働組合などの権限強化とバランスを欠いているからです。その嫌がる部分にメスを入れようとしない限り、彼らの訴えは広く聞き入れられることはないでしょう。単なる労働団体の更なる要求にも受け取れるもの。弱者らを利用したね。(爆) 糞味噌一緒なんだよ。(苦)

┣■『スコットランドの動静と、沖縄の日本離れの加速』は気になりますね。似てますからね。冷静に見れば『観光産業』が中心の【沖縄】からすれば中国人や台湾人の観光客が増えている中、日本本土人と遜色ないわけで、一方的な【米軍事施設】の押し付けをされ続けるのであれば「別に独立してもいいんじゃね?」と何ら考えても不思議はありません。そうした相手側の立場になって考える思考力に欠如しているのではないかと【日本政府】には感じてしまう。大変情けない状況に今陥っているわけです。ハイ。

┣■『ベトナム人の希望に巣くう 「外国人技能実習生ビジネス」』現地ルポされています。この『外国人技能実習』受け入れ問題はTVでも取り上げられておりますが、未だに何ら進展がないのが不思議。ぶっちゃけ『第一次産業』を中心とした低賃金労働者の確保政策に過ぎず、日本人の上から目線でアジア諸国の若者を酷使しているわけです。それを食物を口にする日本庶民も「値上げ」を恐れて何も指摘しないといった構図となっています。「おもてなしの国」が聞いて呆れます。(苦)

┗■ン~、なんか今号もそれなりに愚痴ってしまいましたね。改善されていない事ばかり。本当に情けなくなってきます・・・ 。<(_ _)>

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