┣■「国民教育の師父」「20世紀最後の日本の哲学者」などと称されている作者。表紙にある “初めて哲学を学ぶ人のために” というのは “分かりやすい” という意味よりも正しい方向性を示してくれると解釈すべきで、結構読み応えがあり、難しいです。また同出版社らしく、挿絵など一切無いんだ、コレが。(苦笑)(^^ゞ
┣■哲学関連本も結構何冊か所有していたりするのですが、DB派としては資料扱いでたまに索引を目当てに調べる程度。(恥) あまり深みに嵌まると「人生、間違った方向性へ突き進んでしまう」性格だと自負しているので正直怖いんですよね。(苦笑) そういう意味では本書は読みづらいけれども、良い指針を示してくれているとは思いました。
┗■『哲学』の難しいところは、学べば学ぶほど哲学からは程遠い輩を見る眼が冷めてしまうというか、「正義・正論こそが最強」だと認めているところがあるので難しいというか、「学ぶ」時期・年齢って結構大事なのかなと。学生時代を終えると生計のために労働者として多忙な生活が待ち構えている・今の日本ではなかなか“哲学する”のは難しいことなのかもしれません。ウン、そんなことを考えてしまいましたね・・・ 。