白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 6/28 号 英国はどこへ行く?

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Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 6/28 号 [英国はどこへ行く?]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2016年 6/28 号 [英国はどこへ行く?]

 

┣■「なぜ彼女が死ななければならなかったのか」。今号の巻頭記事は英労働党コービン党首の射殺に関して。「気に入らなければ殺してしまえ」というまさに野獣のような行いだが、その背景にあるのは何だろう? 自身の将来への絶望感による暴走? 死刑にはならない刑法? 昔は「一族連帯責任」という形で堅く規律が守られていたのだと私は思う。家族が疎遠になっていく近代社会。『孤独死』が増えていく中で、このような暴走行為は止められるのだろうか・・・ 

┣■『ビットコイン』には「4年に1度」の“半減期”がある !? 初耳。人工金鉱にはこうした人為的な調整が行われているという。それを知っている者と知らない者との間でまた「格差」が生まれるわけだ。(苦笑)

┣■現在お隣【韓国】では「3党体制」になっているそう。次期大統領選は前回よりはまともな結果になりそうだけどね・・・ 。朴さんには懲り懲り。(苦)

┣■日本ではお粗末なことばかりしている【マイクロソフト】だが、本家アメリカでは【リンクトイン】を買収し、 vs. 【フェイスブック】を強化。社会法人に顧客対象を移行させて個人は放置? そんな印象を私は受けた。残念だけど今の同社は信頼できず。“腕組み”女性社員の態度が象徴しているよね。(苦笑)

┣■特集『【英国】と【EU】はどこへ行く』。避難経路を模したイラストでその緊急事態ぶりを表しているが、『国民投票』で「離脱派」が勝利した後の西側諸国の報道ぶりの偏り気味に閉口。もっと離脱した場合のメリットも報じるべきだと思う。今回ハッキリしたのは政治家の無責任ぶり。勢力争いに「勝てる/負ける」が一番大事なことがよく分かった。【英国】政治を模している【日本】でもその傾向が強いだろうことを肝に銘じておきたい。キャメロンとジョンソンのライバル関係を過去を振り返って語られているが茶番にしか見えなかった。(苦笑)

┣■『ローンウルフ』一方的に忠誠を誓うテロリスト。【アメリカ】で【イラク】で【パキスタン】で今月7月に入っても凶行されてしまった。邦人も犠牲に。*合掌* 【台湾】でもテロと疑われる事故が起こったけれど、確実に【日本】に近付いていることを強く認識してきたい。『ホームグロウン』は既に日本国内でも数多く存在しているのだからね。毎月・毎週のように起こっている・・・ 

┣■『欧米の中国観に悩んでキレた外相』という記事は的を射ていたと思う。「親日派」と言われていたのに、まるでそのような素振りを見せない王毅外相。「立場」というものの重荷を痛感させられるよね。(苦笑)

┣■『タイの【トラ寺院】は動物虐待と密輸の聖地』。既に数多く報道されている問題だが、日本でも【善光寺】で騒動になっているように「主の考え方一つ」で寺院と言えども運営方針は変わってしまうということを象徴しているのだと思う。その背後には「マネー」と「性欲」なんですかね、やっぱり・・・ 。

┣■『意外に長いDVDの賞味期限』という記事が秀逸。『ネット配信』が今後の主流だと言われる中でも意外とまだ『DVDの購入・レンタル』は【アメリカ】でも健闘しているのだという。「4:6」の割合だとか。今年2016年には逆転する見込みらしいが・・・ 。ポイントは「定額徴収」の仕組みに懐事情が耐えられるかどうかなんでしょうね。私なども『CATV』は耐えられずに止めちゃったクチだから。(^^ゞ ということは、この業界の未来は・・・ (苦笑)

┗■『ロシア人は今も皇帝を求めている』。これは【ロシア】に限った話ではなくて、どの国でも一定数の人間がいるはず。「意思決定が面倒くさい」という輩は結構多いのだと思う。「性欲」「物欲」などを除けばね。あまり意思決定し過ぎる人間が多くいるのもどうかとは思うけど。(苦笑)

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