┣■まずこの「肌触り感」「装丁」も含めて良い本です。目次からカラーであるように、色鮮やかな写真が数多く掲載されています。こういう文化・文明・民俗ものが好きな人にとって、実に痒いところにまで手が届いています! 作者も相当お好きなのでありましょう。(笑)
┣■日本の【熊野】と、古代ケルトの島々【アイルランド】【スコットランド】を結びつけた想像溢れる・壮大な旅路が繰り広げられております。章毎には区切らずに、各小話が上手く繋がれて、日本と北欧の間をビュンビュン行き交う情景は爽快です! 当時の南方熊楠に自分があたかもなったかのような気分にさせてくれると思います。(笑) ハイ。
┣■小泉八雲なども登場してきて、ホント「この作者も好きだなぁ」と思わせます。本を書く・読んでもらうというのは本来こうあるべきでしょうね。昨今はちょっと忘れかけたものが数多く出版されてますけどね。
┗■それぞれ個別には所有し・見知ってはおりましたが、上手く結びつけて旅をさせてくれたことに感謝します。超オススメします。この手の話が大好きな方にへ。