┣■私が手にしたのは再販されたもののようですね。ほぼ変わっていないようです。
┣■『チャタレイ夫人の恋人』作者の生涯とその思想が巧くまとめられた本です。そのまんま。(笑) 生涯編の方では写真が結構載ってましてね、頭の中でリアルな画像として想像できるというのはいいですね。文章で「こうだ」と言われても各自様々に捉えちゃうから説得力に欠けますしね。そういう意味でも良い資料本だと言えます。「伝記」と言えば、それまでだけれども。
┗■作風から「ワイセツ」や「性」にどうしても行き着いてしまいますが、巻頭でも述べられている「生命主義者」として当時の文明とどう向き合ってきたのか、その思想を垣間見える楽しさもあります。心に響く・印象深い作品を描く人の頭の中はいつの時代になっても気になるものですからね。(笑)