人口蒸発「5000万人国家」日本の衝撃──人口問題民間臨調 調査・報告書
- 作者: 一般財団法人日本再建イニシアティブ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/06/30
- メディア: 単行本
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┣■目を通してみて「まあこれくらい煽らなければマズイ状況だよな」ということは多くの人に認識できて欲しいと切に願う。『少子化問題』『農水産業の超高齢化問題』などを根っこにして、“水草の根” のように水中下では問題が張り巡らされているんですけどね。実際に今いる場所を追い出されるような状況にでも追い詰められないと皆真剣に考えないのかもしれません。意外と少ないよ、近い将来だけでも安心できて住める場所って。(苦笑)
┣■データ資料(図表)が豊富で、それを見ているだけでもある程度理解できるのではないかと思います。全てのデータを信じ込まずに「本当なの?」と気になったらば自身で調べてみるといいでしょう。それくらい考えないといけない問題なのですから。
┣■霞が関官僚(国家公務員ども)による『人口8千万人へ縮小』政策の陰謀説も根強くあるわけですが、彼らに任せっぱなしにしていたら、このような緊急事態に陥ってしまっていたということです。もし本書が提言するように『人口5千万人』お隣の韓国と同じ規模となってしまったら、隣接する大国の態度もまた大きく変わることでしょう。まさに「別荘地」として「自国領土に取り込もう」という動きが起こったとしても何ら不思議ではありません。
┗■私は右派ではありませんが、このまま「平和ボケ」していることも容認できません。「大騒動」が起こるのは、恐らく私が晩年に入ってからのことだろうとは予想できますが、死んであの世から変わり果てた故郷を見るのも忍びないモノがあります。ちょっと手にとって、自身で国のあるべき姿を考えて欲しい。そんな手助けをしてくれる本だと私は思いました。