ハーバードビジネスレビュー 2016年 05 月号 しなやかな交渉術

 

┣■4月で日本は「年度替わり」ということもあり、新入社員の加入や新たな人事異動などから各誌で似たような特集「対人関係」モノを組んでいます。本誌ももれなくビジネスとしての年度替わりに伴う?その『しなやかな交渉術』を披露といった感じでしょうか。(笑)

┣■交渉術に入る前に『シフトする世界経済の重心』なるイラスト地図が掲載されているのですが、1980年→2013年の変移ぶりが一目瞭然に分かり得てこれは良かったですね。一概に「新興国の台頭」と言われますけど、その規模ってよく掴めていないじゃないですか? ちなみに新興国全体で41%を占めています。日韓は合わせて9%、中国は19%、北米は24%、西欧は23%、中南米7%、中東3%、オセアニアは3%、アフリカは意外とまだ1%だそうです。3年が今では数値はどの程度変化しているのでしょうね ??  『インターネット』はやはり脅威ですか。

┣■そして特集『しなやかな交渉術』となるわけですが、トップはローソン会長・玉塚元一氏でした。巷の経済誌と何ら変わらず?(苦笑) 結構な頁数を割いて熱く語ってはいるのだけれど・・・ 。それに続いて、相手の表情など「術」も掲載されているのだけれど、“無用な文字の壁”が厚く築かれているだけのようで物足りず。地面を掘ってこの場から脱走したいような悲しい気持ちになりました。(泣)

┣■同じ日本人の特集記事でも『正論こそ最強の武器である』と熱く語っていた土井香苗 ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表のインタビューは面白かったです。私は東京MX【モーニングcross】で何度か拝聴したことがありますが、「若い頃は女優になりたかった」というその美しき美貌で(笑)、『人権擁護』に正論で立ち向かっている現状を伝えてくれていました。賢い女性が言うとまたこれがビシッと心に響いてしまうのだから、男って女性に比べれば遥かに弱い生き物です。(^^ゞ こういう方が社会で活躍してくれていると思うと誇らしいですし、勇気づけられますよね。若者必見です!

┗■他にもちょっとした論文は掲載されておりますが、パンチ不足というか容易に反論できそうなレベルですかね。*我が心に響かず* うーん、ここのところ本当に日本人の登場ばかりが増えてしまいました。日本人でも主戦場が国際社会ならばまだいいのですが、読者が本誌に期待しているのは諸外国の有益な最新論文の翻訳だと思うんですよね。なぜこんなにも減り続けてしまっているのでしょうか? 掲載料が割高? 雑誌が売れていない? 日本のメディアの衰退はこうして始まっているのかもしれませんね。(悲)

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