石油と日本 苦難と挫折の資源外交史

 

石油と日本: 苦難と挫折の資源外交史 (新潮選書)

石油と日本: 苦難と挫折の資源外交史 (新潮選書)

 

┣■本書を手に取ったきっかけは「すこぶるレビューが高い」=安心感と、「日本の石油外交」=戦時中の資料として強く欲したから。私は戦史資料作者としてその名が知れ渡る山本有造氏の厚手の著書を割と買い揃えていたりするのですが、戦時中の「経済データ」とこの「石油事情」とを見比べ・把握したかったから。ぶっちゃけまだ買い揃えているだけで、読み耽てません。そんな書籍が大きな書棚で3つ分はまだありますので「それじゃこの際、読んでみっか」という思いが沸き立ち、無職な状態を続けていたりします。 エッ、信じられない?(苦笑)

┣■『戦争大河』ものとして、石原莞爾の【最終戦争論・戦争史大観】などよく取り上げられておりますが、「もし権力闘争に嫌気を差さずに『五族協和』を邁進していたら」「石油探査にもっと心血を注いでいタラれば」など、やはり男としては想像を巡らせてしまいます。

┣■同郷に石原莞爾大川周明(こちらは母校の先輩だった)がいたことを知ったのは恥ずかしながら40手前になってから。ぶっちゃけ地元ではほとんど語られておりません。外部の人達の方が存じていると思います。石碑の存在も知らず、また大川周明が作詞したという校歌とも知らず、『キックベースボール』でよく校歌が刻まれた大きな額縁にボールを思いっきりぶつけていたものです。(^^ゞ 因縁めいたものを感じるんですよね。生涯、ちょっと自分なりにも調べてみたいと考えています。

┣■絵図・表類が少なく、ちょっと読みづらいですかね。読みながらメモしていくタイプの本です。日本近代史の石油を巡る事実関係(ドラマ)が描かれています。【イラク】石油開発で痛い目にあった経緯なども。“人間が大好き”な【三井物産】ですか。(苦笑)

┗■日本男子たる者、一度は読んで知っておきたい事実。己の足で立ちたいのであれば読んでおいて損はないと思います。

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