┣■「知日派と言われる外国人が日本の歴史を丁寧に紹介」したらこんな感じといった本です。私はどちらかというと『中道』だと自負するのですが、右派も左派も両者の話を聞いてみて、その都度「コレはこちらが正しい、アレはあちらが正しいかな?」といった具合にフラフラと揺れる“ヤジロベエ”みたいな考え方をします。ゆえにこの在日派の見解はほぼ理解できたし、既に見聞していることが多かったですかね。(笑) 上巻は昭和の高度経済成長までの長い歴史解説。下巻は近代史と今後の展開といった具合でしょうか。学校の日本史の教科書と併読すると歴史が好きになるかと思います。(笑)
┣■もうちょっと写真を入れてくれたら「改定された教科書」だと言い切れるんですけどね。外国人著書にありがちな文字ビッシリなのはちょっと残念。とても優しく書かれているだけにね。
┗■『第4章 奇跡の時代』か。確かにその通りだと思いますね。まさに「神風が吹いた」のだと思います。それは人為的な、御霊のような力のようにも思えます。でもさすがに1世紀もズッと神風を吹き続けているわけにはいきませんよね。疲れちゃうしさ。(苦笑) 「数字」などの表現ばかりにこだわる今の歴史の教科書って悲しいよね。