白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

ウズベキスタンと現代の日本 古都サマルカンドに暮らして

 

ウズベキスタンと現代の日本

ウズベキスタンと現代の日本

 

┣■人気マンガ【乙嫁語り】をちょっと思わせる表紙に惹かれて手にしました。(^^ゞ あちらの諸国でもいろいろと問題は抱えているとは思いますけど、見るもの・見る者、益々興味惹かれる土地です。「日本の義務教育」の中である意味 “隠されていた”、今流行の言葉を使えば「最後のフロンティア」っぽく私の目には映ります。(笑)

┣■【ウズベキスタン】なんて正直多くの日本人が「サッカーの国際試合」で目にする・耳にするだけかと思われますが(苦笑)、テロで悩む【アフガニスタン】や、独裁国家トルクメニスタン】、【キルギス】などに囲まれた、ちょっと摩訶不思議な場所です。現地へ赴任された作者・大学教授がその体験談を余すところなく・熱く語られております。

┗■正直、出だしと巻末で論争めいた激しい口調が掲載されているのが残念なのですが、あまりにも日本人が「無理解・無策」なのには私も強く同意します。冷静に分析されており、どうやら私と同じ気質の持ち主のようです。「いいものはいい。悪いものは悪い。」『是々非々』主義と称してもよろしいでしょうか?(苦笑) 現地の実直に伝えてくれる【ジェトロセンサー】っぽくて大変面白かったです。「統治機構は仲違いしても、一庶民同士ならば分かち合える」。そんな国際社会が広がることを願って止みません。

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