┣■「経済」なんて付いてしまうと、かの石原伸晃氏ではないが「金目」と捉えてしまいがちだ。本書は震災から数えて5年も経った今を振り返り、なぜこのような状況に陥ってしまっているのか。“焦点がボヤケたまま”進められている・この広狭な政策を事細かに検証している。詳細な目次がその確かな分析力の自信を表している。
┣■政権批判に通じてしまうほど核心を突きまくっているのだけれど、民主党政権下そして自・公民党政権下という、皮肉にも両者を・今の日本国そのものを批判することになってしまっているのがとても悲しい。。。
┗■震災復興にかこつけて「じゃあコレも」とシラッと被災地とは直接関係ない所にまで予算に組み込んだのは記憶に新しいところだ。「この国は一体何がしたいのか」が見えてこない。詰まる所、最初から情報を公開しようとしない・隠蔽体質が当たり前、致し方なしの風潮が戦後続いているということだろう。情けなくなってくる・・・