┣■ホテル特集と言えばライバル誌のイメージが私は強いのですが(あちらは毎年取り上げています。(笑))、今号は地味に各記事良かったって感じですかね。サラッと読み終えるつもりでしたが、ジックリと考えてしまう場面がホント多かったです。書くネタが詰まっているというのに。(^^ゞ
┣■今ひとつ分かりにくかった【クックパッド】のお家騒動が1頁に要約されて理解できました。「いつまでも夢を追う」創業者と、「堅実路線」の経営陣といった構図ですか。海外展開が上手く行っていない様子なので後者が正論なのでしょうけれど、4割以上の株を保有されてたんじゃドーしようもないです。日本の会員も一気に醒めて離れていくかもしれません。(苦笑)
┣■社長交代劇に伴って【ヤマダ電機】の業績が掲載されています。少し前まで「改善基調」ばかり強調されていた同社ですが、冷静に判断されていたのは好感が持てました。上り調子ならばやっぱり実息子に後を継がせたいでしょうからね。(笑)
┣■緊急特集『世界株式 原油 非常事態!』。前半はお復習い程度の話でメチャクチャつまらないのですが(苦笑)、後半「中東動乱」と称して【サウード家】の王族体制が詳しく解説されています。これは良かったです。この王制、きっと3世代目でポシャるでしょう。(笑)
┣■意外と面白かったのが【ブリヂストン】の買収騒動。内容自体は全然大したことないのですが、今の日本企業が抱える潤沢な資金ぶりが十分覗えました。法人税を減税する意味あるのかなぁ? まぁイコール「雇用の確保」「社会保険費」負担を課しているということなんでしょうけどね。“従業員はお荷物です”、“賞味期限は早いです” 。(爆)
┣■そしてメイン特集『ホテル』ですが、前半はゴミネタも(爆)、中半以降は楽しく読ませて頂きました。(笑) どうせホテルの比較をするのなら、地図上にあるもの全部示してランク付けするとかして欲しかったですね。既存/異業種/民泊も含めてのホテル事業参入の課題、また宿泊確保のためのテクニックなどはとても良かったと思います。
┣■ちなみに私個人的には「民泊」はNoです。近隣に住む人のことを考えれば、やはり気持ち悪いものです。「1棟買いして各室のオーナーを探す」など、そうした規制が必要ではないでしょうか。治安等を考慮して私ならば滞在期間は「半年~1年以上」に義務付けますね。
┗■書評では3冊ほど面白かったですね。『圏外編集者』『震災復興の政治経済学』『資本の世界史』。手ごろな価格なのでお勤めしていたら即買いしているところです。(^^ゞ
資本の世界史 資本主義はなぜ危機に陥ってばかりいるのか (atプラス叢書12)
- 作者: ウルリケ・ヘルマン,猪股和夫
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2015/10/20
- メディア: 単行本
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