白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊エコノミスト 2016年01月26日号 地図でわかった原油恐慌/韓国3財閥がスマートカー争奪戦/若者呼ぶ米ポートランド 他

 

週刊エコノミスト 2016年01月26日号 [雑誌]

週刊エコノミスト 2016年01月26日号 [雑誌]

 

┣■月曜早朝に襲った大雪の影響か、1日遅れて届きました。クロネコならばこのようなことはなかっただろうに・・・ 。民間なのに祝日・日曜は配達しないだなんて殿様商売もいいとこだと思わない? まっ毎日新聞出版社自体、メールで問い合わせた時に殿様みたいな応対だったから似た者同士で気が合うのかな?(苦(怒)笑)

  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣■到着が遅れた今号ですが、タイトルを見た瞬間に興味津々。今一番気になる話題を*デーン*と大きく掲載。いや~なかなか面白かったですねー。産油国/消費国の事情を絡めての、地政学リスク/原油安が招く大手企業・国力の衰退など広範囲に網羅されています。こーいう話が今見聞きしたかった! これぞ経済誌というべきものでしょう。色々と思案が広がって、読み終わるのに時間が掛かっちゃいましたよ。(^^ゞ 株をやらない人でも今号は超お薦めします! まさに世界は大きな転換期を迎えています。読んで知っておくべきでしょう。

┣■【OPEC】事情が過去の歴史を通じて分かりやすく解説されています。イランの輸出解禁には疑問符が付く意見も聞かれますが、実際どうなっていくことやら・・・ 

┣■原油市況を通じて中国の現状がとても詳しく解説されています。「製油所の相次ぐ建設計画(地図)」「石油製品・鋼材の輸出大国」であることがよく理解できました。また米国のシェール企業の一覧地図なども中部に集中していることが分かりますね。

┣■ベネズエラも昨年2015年12月に選挙で与党が負けていたんですね。スッカリ忘れてました。アルゼンチンは報道されていたのを見ましたが、ベネズエラもしてた ??  そして「ブラジルの隠れ借金」など。当たり前の話なのかもしれないですけど、情報は自分で獲得していく時代を痛感しますね。

┣■日本は著しい原油安の恩恵によって、これから経常収支が大幅に改善されていきます>約3倍。しかしお隣の中国も約3倍近い経常収支・黒字です。それを見れば決して「生活が豊かになる」とは言い切れないことが理解できますね。各国それぞれの思惑があり辿る経緯は違いますけど。

┣■特集がワールドワイドな話だったので、毎号掲載されるワールドウオッチねたもより面白く読めました。「仁川空港で手荷物処理パンク」ですか。1日17万6千人も利用客があれば処理能力がパンクするのは無理のない話なのかもしれません。(苦笑)

┣■『若者を呼ぶ米ポートランド』は割とテレビでも報道された話ですが、よりその内情を分析されています。なるほどね。これは「日本の地方創生」にも繋がる話なのかもと私個人的には読んでいて考えさせられました。既に香川県?ではIT企業が移転するなどしてそのような傾向が見られますけどね。インフラはインフラでも『高速ネット回線』が地方創生の鍵を握ってるようです。

┗■『韓国3財閥がスマートカー争奪戦』はそれなりの内容。日本企業も既に同様の形態は取っているわけで、韓国で気になるのは【サムスン】の次期後継者がこれら大きな舵取りをしていけるのかって点と、80円/ドルならば対抗できても120円/ドルでは日本企業には太刀打ちできないと言われる中で革新的な商品・スマートカーを製造できるのかどうか。私個人的にはこれからの社会は、車が住居のように個人所有する意義が薄れていくと感じているので、有望市場なのかな?とも思うんですけどねぇ。まっ今のところは約204兆円という巨大市場のようですけど。

f:id:jnsk_jojo:20160119225316j:plain

f:id:jnsk_jojo:20160119225330j:plain