白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊ダイヤモンド 2016年1/9号 飢える営業 食える営業 大転職時代/シェアリング・エコノミー “素人革命”の衝撃

 

┣■こちらも12/30(水)に届いた。ライバル誌はまだ届いていない。こちらは「記事の速報性」にはあまり拘りはないようだ。「豊富なデータ資料」が一番の売りなんだろうけどね。

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┣■巻頭記事は『新・日の丸液晶誕生へ』と題して5頁と大きくミニ特集並みに割いていた。シャープとの統合を含めて「液晶工場」がどうなるかというマップ表示は判りやすくて良かったですね。ただし相変わらず「高い技術力」ばかりが注目視されており、なぜそれが「ユーザーに広く受け入れられなかったのか」というマーケティング分析力に欠けていた。ユーザー皆が“伊勢神宮” 的な保守意識が高いわけじゃないですからね。(苦笑) 売れない物を作る技術者など要らない・抱えきれないんですよ。

┣■スクープ?『MRJ受注計画が大ピンチ』は目を惹いた。でもちょっと笑っちゃった。計画・納期の遅れが思わぬ事態を招いてしまった典型だとも言えます。性能格差はあっという間に縮まり、雇用問題から大空を飛ぶ術が大幅に狭められてしまった。やっちまったよなぁ、コレ。(苦笑)

┣■今年2016年は中国での商売に大きな転機を迎えそうな勢いがあります。「規制強化」豊富な外貨がある内に自国内での流通・商売で十分だと舵を切ったのかもしれません。日米は除外しても構わない? 『一路一帯』の真の姿を実感する日も近いのかもしれません。

┣■久々に見た『営業』特集ですが、これも年始恒例テーマだったかも ??  定番となりつつある「飢える/食える営業」の分類から「営業マンの大転職時代」と異業種への転職先などが図式で示されており、「54業種 営業マン転職&年収データ」など、なかなかどうして使えると思います。これ就活生のみならず高校生くらいから読んで知っておくといいと思いますね。今の子供達は既に実践しているのかもしれませんけど。データ派の私も納得・満足できる特集記事でした。

┗■第二特集『シェアリング・エコノミー』には正直私は否定派なのですが、同じくヒラリー・クリントン女史が「ギグ・エコノミー」と異を唱えていることを初めて知った。またプラットフォーム者が雇用者からの逆襲を受けて倒産に追い込まれている事実も。「雇用形態」日本ではシッカリと守られているようで、実は事実・問題点を教えない。庶民を企業に押し付けている? 安易な企業はやはり危険が付きまといますね。(苦笑)

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