白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊エコノミスト 2016年1月12日号 これじゃ食えない!会計士・税理士・弁護士/2016年予測 都心オフィス賃料はまだ上がる

 

週刊エコノミスト 2016年1月12日号 [雑誌]

週刊エコノミスト 2016年1月12日号 [雑誌]

 

┣■12/30(水)には届いてた。「年末年始の連休にあたり、印刷および郵便事情の関係から本日のお届けとなりました」。そういえば本誌は毎年バカ早く届くのだった。これができるのであれば「普段から数日早く発送する」ように心掛けりゃいいんだよ。特に速報記事に拘りを持つような雑誌でもないんだからさぁ。 記事の内容自体は論文基調でとても濃厚。ただ配送などサービス面が「×」。営業部隊が優秀ならもっと部数稼げますよッ! 営業で大損していると私は断言します。ハイ。

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┣■まずお薦めしたいのが『闘論席』。古舘伊知郎を撃破した古賀茂明氏が懲りずに吠えています。(苦笑・失礼) 新年の挨拶でも掲げた「GDP600兆円」は「死の商人」=武器産業の海外輸出を大いに期待すれば可能なのかもしれません。フランスは国営放送で「シリア空爆で戦闘機がバカ売れしてる」と誇らしげに報道しているそうです。もうダメかもしれません>21世紀。テロが日常的になると保険料なども近々値上がりしそうですね。(苦笑) 頼りない・信頼できない指導者ばかりで嫌になります。

┣■特集『会計士・税理士・弁護士』は去年2015年も確か年始めは同じテーマだったような気が・・・ ? ただし今年2016年は「本当に食えなくなる」ようで、結構中身の濃い話が掲載されています。「未熟な監査人が粉飾を見逃す」とインタビューで答えていたけど、個人じゃなくて会社組織がでしょ? 未だに「トカゲの尻尾切り」で済まされるとでも思っているのでしょうか? 「監査法人の担当企業の一覧」などが掲載されていますので我々も奴らをチェックしましょう。(笑)

┣■税理士は「マイナンバー収集・入力作業」で用無しに? 確定申告のマイナンバーによる管理は確実のようです。税理士事務所の空き部屋が増えるんでしょうね、きっと。

┣■食える弁護士は「トコトン働く」「土日関係なし。生活を犠牲にしてまだ働くか?」。テレビに登場する弁護士らとは掛け離れた実態が浮き彫りにされています。「弁護士余り」などと揶揄されますが、弁護士って本来であれば「正義を貫くために立ち上がった」方々ですからね。「お金」だけじゃないんですよね。金を出せば・身分が高ければ・官民癒着していれば許されるような、法を蔑ろにする輩を成敗するために立ち上がった人達も確かにいるのです。自分のルックスやら高学歴やら私生活を披露する連中ばかりが弁護士ではありません。本当に有意義のある弁護士は医師同様に我々庶民が支えていかないといけません。

┣■エコノミスト・リポート『都心オフィス賃料はまだ上がる』では、グラフから「シンガポールでの賃料下落が加速しているというのが目に付きました。まっ今までが高すぎたからだとも言えますが、首相も代わり、周辺国からの労働者問題も抱え、案外トラブっているのかもしれませんね。景気のいい話ばかり聞かれるけど・・・ ?

┣■「藻谷浩介エコノミストは年500回超の講演を行う」。最近なんだかんだと叩かれて・あまりTVで見る機会も減りましたが、芸人のように営業で稼いでいたんですね。(笑) 日本の全市町村を訪れて講演してたんじゃ、地方が元気にならないとホントお困りでしょうね。いろんな意味で益々奮闘して欲しい方です。

┗■新年号から新連載・堺屋太一の『三度目の日本2027』がいきなり始まりました。ベストセラー作家だけのことはあり、かなり判りやすく・読み取りやすい設定になっているようです。私個人的には目新しさはあまり感じないけど。まっ読み物はいくら増えてもいいんじゃないですかね。地味な経済雑誌だし。(笑)

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