白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

わかりたいあなたのための現代思想・入門 Ⅱ

 

┣■元は【別冊宝島】で発行された『現代思想・入門』の第2弾。第1弾が大変中身の濃い・宝島社らしい図解で大変興味を持ったので類似作品を調べていたら、図書館に貯蔵されていたという話。図書本です。それゆえか外装ならびに記事の方もだいぶ整えられており、遊び心が少し欠けているように感じます。(苦笑)

┣■第1弾では西洋哲学・思想家を。この第2弾では西洋哲学に影響を受けた日本人の思想家達がズラリと紹介されています。とはいえ戦後日本の比較的新しい方々ばかりです。70年、80年代の。戦前・戦中の偉大な思想家が日本にもいるので、他書を含めてその流れを学ぶつもりで本書を手にした方がより面白味が増すと思います。

┣■私個人的な考えですが、何か悩み事を抱えている人は一度こうした思想本を手にしてみると良い“気晴らし”ができると思います。私も相当不勉強でしたが、今ではなんとかこの手の本を読んでも苦痛にならないくらいには成長しました。三島由紀夫氏のように即実行に移すようでは困りますが、自分の思想が広がるというのは、“心にゆとり”を得られます。突き進んではいけませんよ。あくまでも撫でて確認するところまでです。(笑)

┗■う~ん、イラストがだいぶ抜け落ちている感じがしますね。オリジナル版はまだ手に入りそうなので買っておこうかな? いい本であることは確かですので。

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