┣■『アラブの春』に始まり、過激派組織の台頭、そして一連のテロ行為などを垣間見ていると、やはり気になってこの手の本を手に取ってしまった。出版社もまた巧いタイミングで出してくるものです。(苦笑)
┣■日本でも強いイメージを残す『1968年』をまさに軸にして【中南米】の世界史を解説してくれています。長い章でも50頁もないですから、序章と第1章で大まかなラインを掴んだら、あとは好きな国から読むことができます。気になった時に手軽に引ける辞書代わりとしても使えますね。まっそれゆえに”大まか”なんですけどね。
┣■終章が抜群に面白いですね。これが述べたかったための「中南米史の前振り」かとも思われます。短いですので内容にはあえて触れません。(笑)
┗■不満・抗議・騒乱・革命なんて、所詮は「今の生活に不安を感じている」から起こすんだからね。そういう意味ではあまり深く考えなくなった現代の日本人は“真の幸せ”を掴んでいるのかもしれません。なんかバカにしたような言いぐさに聞こえそうだけれども。深く考えなければ相手を傷つけることも少ないですしね。傷ついた相手を救うこともまたなかなか出来ないわけだけれども。ホントに今の日本国民・日本政府そのものだね。となると、こういう本も読んで知らない方が身の為なのかも !? (笑)