白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

週刊ダイヤモンド 2015年 10/17 号 「読書」を極める!/逆風のインドネシア

 

週刊ダイヤモンド 2015年 10/17 号 [雑誌]
 

┣■当ブログを閲覧している方は少なからず「本に興味を持っている」輩だと思いますが、読書の哲人達の【書房】を少しだけ垣間見せてくれる特集です。ホント、少しだけ。それだけでも嬉しくなってしまうのだから、遅まきながら本の世界にハマってますね。(^^ゞ 成毛眞佐藤優野口悠紀雄出口治明小宮一慶池内恵市川真人齋藤孝らの面々が “優しく” 語ってくれています。これまで何度も見聞したことのある方々ですが「今、お薦め」を教えてくれていて飽きが来ないです。『ブックガイド』がちょっとした流行となっているのも理解できます。

┣■『文学賞のカテゴリー別の勢力図』や、最近話題の『新しい図書館』戦争・注目すべき図書館なども分かりやすく紹介されています。【ソトコト】などでたまに『図書館』特集を組みますが、それよりも経済誌らしくコンパクトに上手くまとめられていて良かったです。そして最終章で『出版不況と闘う書店』が具体的に紹介されており、思わず応援したくなりました。でもこれらの書店の多くは「人口密集地帯」に今や集積しちゃっているんですよね。『地方の書店』が生き残るには「ブックカフェ形式」の異業種との融合しかないのかもしれません。

┣■今号は小記事でいくつか気になるものがあり、少し潜って考えてしまい・時間を取られてしまいました。『重電/原発を巡る官民の思惑。日仏とも中国頼み?』、『嗅覚センサー』、『金融市場/中国経済の構造。第3次産業>第2次産業。』など。自分の想像以上に世の中は進んでいるようです。

┣■表紙にはなぜか小さく掲載されている第二特集『逆風のインドネシア』ですが、先の「高速鉄道受注競争」に敗れた背景も含めて、経済実情・事情が詳しく述べられています。日中激突!と「発電所」受注を取り上げて問題提起しているのはとても分かりやすかったと思います。中国に続いてインドネシアでもあっという間に先進国の生活水準にまで追いついてしまう、このスピード感! いい加減なレールを敷いてしまえば大惨事になりかねません。現ジョコ政権は中国同様に「院政」に苦しみ・焦っているように見受けられました。

┗■『ハゲタカ』シリーズ5・『シンドローム』が11月7日号より連載開始されるそうです。連載前企画として主要人物構成が振り返られています。【NHK】でもドラマ化された重厚な作品ですよね。正直「出だし」をよく知らない私は、今更読もうとは思いませんけどね。ドラマのキャラが濃すぎて「悪い印象」を持ってしまったので・・・ 

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