白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

レッド(3) 1971年5月 山へ・・・

 

レッド(3) (KCデラックス イブニング)

レッド(3) (KCデラックス イブニング)

 

┣■巻末にレッド前史「なぜ彼らは<革命>を信じられたのか?」左翼・紙屋高雪氏の見解が掲載されています。これだけでも読む価値は高いですね。

┣■ライフル銃を女子学生が手にする。人を撃つための訓練をする。それほどまでの衝動に駆られた彼女・彼らが逃げ込んだ先は人里離れた奥深い『山』だった。

┗■自らの強い意志の下で集ったはずなのに・・・ 人間の心の脆さ・危うさが展開されていく。ドロドロとした話が苦手な人には避けることを強くお薦めします。

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