白狸の考現家 +図書

40手前で「読書」に目覚めた遅口です。知が凝縮された「宝物」。気付くのが遅すぎました・・・

新クリエイティブ資本論 才能が経済と都市の主役となる

 

新 クリエイティブ資本論---才能が経済と都市の主役となる

新 クリエイティブ資本論---才能が経済と都市の主役となる

 

┣■同著者の第三弾と言ってよいのでしょうか? 全二作を上回る「分厚さ」です。装丁自体はハードカバーからソフトタッチになりました。軽量化を図ってのものかと思われます。(笑) まず書籍としてですが「非常に読みにくい」ですね、、、。(苦)

┣■これ全二作をいくつか束ねて再掲し、また新たな提言を追加した、いわゆる改訂版ってヤツですわ。だったら全二作、先に読まなくても良かったのに・・・ と思ったのですが正直本書は大変読みにくいので、直接前書を手に取られた方が無難です。今回追加された章は13,14,16,17,18の5つの章だそうです。実際の格差・クラス移動の分布図と、その課題・提言って感じですね。悪く言えばベストセラーにすがる著者・出版社の“使い回し” であり、最も新しい意見だとも言えます。(苦笑)

┣■大判で文字がビッシリ。挿絵が豊富に取り入れられてはいるのだけれど、馴染みの少ない『米国本土地図』と大雑把過ぎる『世界地図』では捕捉もピンと来ないですね。

┗■表紙サブタイトルにもある「才能が経済と都市の主役になる」つまりは次なる社会の変化を促しているわけですが、う~ん「言うは易く行うは難し 」かなぁ。各クラス・職業の分類と、クリエイティブ可能指数とでもいうべきものが米都市ごとに数値化されていたりするのですが、やはり馴染みが無い土地なので私にはピンと来ませんでした。少し前に流行った『資本論』『新』と付けて「売りたいだけの本」かなぁ。*残念*

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