┣■タイトルに惹かれて手に取りました。「他者との境界」日本の現代社会はまさに他者との境界線が力強く・太く引かれてしまっておりますが、それほどに至った経緯は?という観点から日本の歴史を手繰る本です。『宗教』とありますが、私は風習・民俗学に近いのかなと思いまして、カテゴリーとしてはそちらに分類しました。
┣■日本人は「宗教観に薄い」とかよく言われますが、実は別の形で根深く信仰されているものって多いと思うんですよねー。それは時に「戒め」という形で表れているのだと考えます。大乗仏教、神道などの各宗派はもちろんのこと、各地域での掟という風習もそうでしょう。『経済成長』という枠組みに捕らえられ、それらを忘れていった日本人。混沌としていく中で、昔のことを今一度振り返っておくのもいいかと私は思いますね。
┗■これもシリーズ本化してますね。コンプリートせねば。(^^ゞ