┣■聞き慣れないタイトルよりも、サブタイトルがとても気になって手に取りました。
『セルフ‐ネグレクト』（self neglect）
成人が通常の生活を維持するために必要な行為を行う意欲・能力を喪失し、自己の健康・安全を損なうこと。必要な食事をとらず、医療を拒否し、不衛生な環境で生活を続け、家族や周囲から孤立し、孤独死に至る場合がある。防止するためには、地域社会による見守りなどの取り組みが必要とされる。自己放任。
「ゴミ屋敷・サービス拒否・孤立事例への対応と予防」
┣■昨今よくテレビや雑誌などで取り上げられる社会問題です。その支援法・考え方・予防を真面目に提言されております。直接関わりを持つ方は既に必読書となっているのかもしれませんね。
┣■私は冷めた見方をするデータ分析派の人間なので敢えて書きますが、「甘ったれた人間」を「どこまで社会保障するの？」とまずは言いたい。優しすぎるというか、それは回り回って支援する側の立場・雇用を生み出しているようにしか私の目には映らない。もちろん、根本的な問題を抱えている方もいるとは思うが、その“線引き”を明らかにしないままだから、より多くの人からの支持や支援を得られないのだと思う。
┗■まずは本書を通じて実態をよく知り、その上で深く考えて早期解決していきたいものだ。
