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物語はふたたび、アミル編へ…。
英国人スミスと案内人アリが、アンカラへの旅を続ける頃。
アミルの兄、アゼルは苦悩していた。生き残るために、カルルクの村を略奪すると決めた親族たち。
その背後には、つぶし合いを狙うロシアの思惑が見え隠れする。
一族への忠誠心と、妹アミルへの愛情、ふたつの板挟みのなかで、アゼルが決めた「正しい選択」とは……?
前巻までのラブ・コメディーから一転、全編に渡ってアクション描写が冴え渡る、戦闘群像の『乙嫁語り』第6巻!
┣■第一の『乙嫁』部族間争いの内紛が明らかにされていきます。背後にロシアの影が・・・
┗■男には命を賭しても守らねばならぬ者がある。それは愛する伴侶であり、血を分けた肉親でもある。理不尽に思える相手もそうした事情を抱えているのであろうか? 世の中とは理不尽なものだ。