┣■佐藤健寿氏の写真作品への視点に魅せられて手に取ってみる。表紙は非常にインパクトがあるだが、蓋を開けてみると「な~んだ」といった感じ。(苦笑) 日本の『軍艦島』なども収録されているが、正直各廃墟ともに割いている頁数が少なすぎるように思う。立ち入り規制なども受けて取材困難だったことも容易に想像できるが、「1」「2」「3」と分けても良かったような・・・ 。文章を極力割愛し、写真集本来の見たままの印象を強く伝えたかったのかもしれない。
┗■私個人的にはウクライナの原子力潜水艦基地が一番魅せられた。軍事や農業の分野でも東欧の大国であるはずの同国を、あまりにも知らなさすぎて恥ずかしくなる。広大な国土、そして産業も発達したのに国民の生活は必ずしも豊かだとは言えない。非常に妙味をそそられる国だ。